目次
Session概要
Appleは40年以上にわたり、教育関係者と連携して学生、教師、学校管理者のためのテクノロジーを創造し、豊かで有意義な学習経験の共有を実現させてきました。教育運営のためのアプリやツール、評価やカリキュラム統合のためのディベロッパーフレームワークなど、Appleの様々な教育テクノロジーについて知ることで、どうすればあなたのアプリがその中で重要な役割を果たすことができるのがわかります。 https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2020/10658スクールワーク
- スクールワークとは
- 教師が簡単に資料を配布したり、活動を割り当てたり、生徒の進捗を確認できるようにする
- 最新版では、活動内容のより詳細なメタデータを表示できるようになった
- 新しいHandout(配布物)画面ではクラス全体の概要と個々の生徒の進捗について把握できる
- この画面はアプリが提供する進捗データが基盤となる
- 所要時間、進捗割合、小テストの点数を報告できます
- この画面はアプリが提供する進捗データが基盤となる
- スクールワーク2.0では、下記の更新があります
- Handoutライブラリ、Handout詳細画面が新しいデザインとなった
- 詳細画面はアプリのアクティビティから取得した進捗を表示するのに最適
- また新しいメタデータフィールドもサポートしている
- アプリをスクールワークに対応させるにはClassKitフレームワークを適用する
- 適用したら必ず可能な限り全てのメタデータに対応しアクティビティのあらゆる進捗をClassKitへ報告してください
- 適用したら必ず可能な限り全てのメタデータに対応しアクティビティのあらゆる進捗をClassKitへ報告してください
- Handoutライブラリ、Handout詳細画面が新しいデザインとなった

最新のClassKitについて
- ClassKitはiOS用のフレームワークで、 アプリコンテンツを生徒に割り当てる。アプリはスクールワークに進捗を報告することができる
- 生徒のデータの取り扱いには注意を要するため、ClassKitでは配布物で割り当てられた活動のみを報告する
- 割り当てられていない活動の進捗については共有も表示されない
- 例えば、生徒にApple Booksの「Fun with Science」を読むという課題を出したとする
- その課題の所要時間と読んだ進捗が報告される
- その生徒が「Basic Arithmetic」も読んでいる場合には、Handoutで割り当てられていないため、その状況は報告されない
- アプリがActivity Chooser内で活動を表示するようにするには、アプリがそのデータをClassKitに対してCLSContextとして公開する必要がある
- 通例、これは教師がアプリをダウンロードした後で活動を閲覧する際に起こる
- 教師がコンテンツとアプリ操作に慣れていない場合の対処
- ClassKit Catalog API を使用する
- ClassKit Catalogはアプリが公開する活動の中央保存のようなもの
- アプリで活動を割り当てるのはローカル環境のストアのみに限定されなくなった
- Web APIを利用すると活動を公開でき、Chooserから選択できるようになる
- Catalogは新しいメタデータフィールドにも対応している
- 教師がコンテンツを検索するのがより簡単になる
- ClassKitを最大限利用するために、活動の進捗は必ず報告してください
- サムネイルとその他の改善されたメタデータも忘れずに含めて、データをCatalogに送信する
- サムネイルとその他の改善されたメタデータも忘れずに含めて、データをCatalogに送信する

Apple School Manager
- Apple School ManagerはシンプルなWebベースのポータルで、学校をAppleの製品やサービスのエコシステムだけでなくAppleのプラットフォーム向けの何千という教育用サードパーティアプリに接続する素晴らしい方法
- 学校がアカウント、デバイス、コンテンツを1箇所で管理できるようになる
- IT管理者は簡単にクラスを作成し、教師や生徒のログイン情報を管理できます
- オプションについて
- 生徒情報システム
- SFTP
- Microsoft Active Directoryを使った統合認証
- Mobile Device Management
- モバイルデバイスの管理。登録は簡単でデバイスの配布前にデバイスに物理的に触れる必要はない
- 「アプリと本(Apps and Books)」の項で管理者は自校のためのコンテンツを購入可能
- 開発者ならばアプリの購入と利用をここから簡易にできる
- アプリを学校や企業向けに販売する最善の方法についてはこちらを参照
- Apple School Managerとスクールワーク、クラスルームが統合された
- Apple School Managerで作成したクラスがクラスルームやスクールワークアプリで自動的に利用可能となった
- Apple School Managerで作成したクラスがクラスルームやスクールワークアプリで自動的に利用可能となった



クラスルームアプリの新機能
- クラスルームを使うと教師が生徒全員のiPadを同時にアプリ起動することができる
- あるいは数名のグループで別々に立ち上げも可能
- 教師は生徒のiPad画面を見て、生徒が何をしているか簡単に把握することができる
- アプリがClassKitに対応していれば、教師が正しい活動を開いた状態でアプリを立ち上げることまで可能
- 教師がクラスルームアプリで生徒に4桁のコードを送って参加するよう招待することもできる
- AirPlay Class Codeボタンをタップするだけでクラスの全ての情報が即座にApple TVで生徒に共有される
- 新機能としてApple School Managerとスクールワークで作成されたクラスが即座にクラスルームで表示されるようになった



共有iPadについて
- 生徒は共有iPadを使うと自分自身のデバイスと同じように素早くiPadにログイン可能
- 共有iPad上でも個人のデバイスと同様に動作するようにアプリを作るべき
- ただし、データのみクラウドから同期する必要があります
- 生徒が共有iPadでログインした際、そのユーザーのデータは存在しないものとして考えます
- 生徒のログアウト後にデータが残らないことと同様
- 共有iPadが一時セッションを提供する
- 一時セッションを使用すると学校がデバイスを生徒のサインイン情報なしで標準的な設定で使用することができる
- ユースケースとしては、新しい学校で初日を迎える学生でもすぐに使用できるようにする
- サインアウトするとセッション中に作成された全てのデータは削除される
- 一時セッションではサインインにApple IDは不要
- 初期設定では一時セッションがONになっている
- 一時セッションを使用すると学校がデバイスを生徒のサインイン情報なしで標準的な設定で使用することができる

学科試験について
- MacOSの新機能としてAutomatic Assessment Configurationフレームワークがあります
- このフレームワークを使用すると、生徒が不正に有利になるような機能を使えないようにしながら、教育機関がMacの機能を利用できるようになる
- また、アプリが高セキュリティ環境下で生徒に試験を実施することができるようになる
- このフレームワークはiOS、MacOSで利用可能でCatalystもサポートしている
- 受験者は試験アプリにロックされ, 画面共有、ユニバーサルクリップボードや書き取り機能などは、試験時間中は自動的に使用不可となる
- iOSまたはMac用に試験用アプリを開発するのであれば、Assessment Frameworkの採用を検討すると良い
- iOSでは古いUIKit Assessmentモードは非推奨になった
- また、iOSではカスタマイズのために設定オプションを使用できる
- どのシステム機能を試験中に利用可能にするかを選択できる
- どのシステム機能を試験中に利用可能にするかを選択できる
