WWDC2020 Keynote macOSの更新

macOS Big Surでのアップデート

  • デザイン
    • どのモード(ダークモード、ライトモード)でもアプリのコンテンツが見やすいように奥行きのある階層構造を持ち、視覚的な複雑さを減らしてユーザのコンテントにフォーカスする
    • 各mac標準アプリのアイコンやデザインの改良
      • 可視性、操作性の向上
  • コントロールセンターの追加
  • ウィジェットや通知センターの更新
    • ウィジェットは表示するアプリのカスタマイズが可能

macOSでのコントロールセンター
macOSでのウィジェットの編集

Message

  • 全デバイスとシームレスに連携する
  • 写真やビデオの共有の簡易化、Me文字の作成が可能

Map

  • Macでのユースケースとしては、旅の計画を立てたり、iPhoneの経路案内をするのに最適
  • その他、Look Aroundで現地の景色を見ることができる
  • 目的地に向かう友人の到着予定時間を知る機能が追加
  • iOS 14のマップの新機能もすべて取り込んでいる

MapでのLook Around
友人の到着予定時間の参照

Mac Catalyst

  • iPadのアプリをMacに移植する際に利用する
  • メニュー、キーボードAPI、チェックボックス、DatePickerなどのAPIを提供

Safari

  • パフォーマンス、デザイン、プライバシー保護についてアップデート
    • 表示速度の改善、省電力、インテリジェント・トラッキング防止機能が導入されている
    • Webサイトのプライバシーレポートボタンをクリックすることで個人情報の状態がわかる
  • 拡張機能の更新
    • WebExtensions APIのサポート強化により、他のブラウザ用の開発を容易にしている
    • Mac App StoreにSafariの機能拡張カテゴリが追加
    • Safariでは拡張機能を使用するサイトを限定できる
  • スタートページのカスタマイズ、新デザインのタブ、Safari自体に翻訳機能が搭載

Safari プライバシーレポート
Mac App Storeで拡張機能カテゴリが追加
Safariでの翻訳機能

Appleシリコンの搭載

  • Appleプロダクトのためにデザインしたスケーラブルなアーキテクチャ
  • 現在のシステムは全て消費電力と発熱によって制約を受けている
    • デスクトップは高パフォーマンスですが電力を消費し、ノートブックは低電力とのトレードオフでパフォーマンスが下がる
    • 電力消費が少なく高パフォーマンスなMacを目指す
    • そのためにAppleのSoC(システムオンチップ)に移行する
  • Appleの独自技術とソフトウェアを統合し、Macにイノベーションを起こせる
    • 独自の電力管理によるパフォーマンスとバッテリー駆動時間の向上、高度なセキュリティの実現
    • GPUによる高いグラフィックス性能を実現
    • Neural EngineによりMacは機械学習のプラットフォームにもなる
    • 映像やディスプレイ、画像処理などの独自技術も適用する
  • 全製品が共通したアーキテクチャを持つことにより、開発者にとってAppleエコシステムのソフトウェア開発が簡単になる
  • 新しいXcodeでは、新しいチップへ最適化するのに開発者が必要な全てが揃っている
    • Universal 2バイナリでIntelベースのMacでも、Appleシリコン搭載Macでも機能する
    • ユーザはシームレスに移行可能
      • RosettaによりIntelベースのMacへの移行が実現した
      • macOS Big SurではRosetta 2を搭載している

Appleシリコンの機能
Rosetta2の機能

新たな仮想化技術

  • LinuxやDockerが稼働するVirtualizationアプリ
  • Appleシリコンにより、iPhone, iPadアプリもmacから直接稼働可能

macOSでの機能
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